つらつらと進捗状況を。

中間発表後、私たちは一つの文献を正しく理解しようと、伸展型好奇心と包括型好奇心が分析されるために用いられた6つの尺度を理解することから始めました。その結果も書いておきます。

【前提知識】

・伸展型好奇心 : 自己の成長を促すために新しい機械を探し求める

・包括型好奇心 : 予期しないことでも受け入れる

▪︎BigFive▪︎

外交性 : (伸展型に比べ)包括型の方が高い

情動性 : 包括型に負の相関がある

誠実性 : (包括型に比べ)伸展型の方が高い

協調性 : (伸展型に比べ)包括型の方がやや高い

開放性 : どちらも5つの中で特に高い

▪︎PANAS▪︎※普段の気分に設定し特性を測定

PA : 肯定感情 / NA : 否定感情

両方の好奇心においてPAと正の相関があり、NAにおいては包括型のみ負の相関がある。 

▪︎主観的幸福感尺度▪︎

両方の好奇心において正の相関があるが、偏相関でみると包括型の方が、やや高い。

▪︎心理的well-being尺度▪︎

→人生の目的,意味や価値を測定する

自律性,環境制御力,人格的成長,積極的な他者関係,人生における目的,自己受容から成り立ち、両方の好奇心は全ての尺度において正の相関だった。しかし、自己成長においては伸展型の方が高く、環境制御,自己受容においては包括型の方が高かった。

▪︎認知的完結欲求尺度▪︎

→問題に対して確固たる答えを求め、曖昧さを嫌う傾向である

決断性,秩序に対する選考,予測可能性に対する選考の3尺度から成り立つ。予測可能性に対する選考において包括型好奇心は負の相関が目立つ。

▪︎認知欲求尺度▪︎

→努力を要する認知活動に従事し、それを楽しむ内発的な傾向である

伸展型において、やや高い正の相関がある。

 🏊🏽‍♀️

このように書き出して、両方の好奇心内容と照らし合わせることで、より理解が深まった。健康やwell-beingと関係する特性好奇心が、伸展型と包括型のことだと再度文献を読み直し、突き止めることができた。

そして次に、好奇心と健康の因果関係について追求するべく『健康そうな人』にインタビューをすることにしました。対象者は、部活に入っていて毎日アクティブ に動く人です。

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インタビュー後、、まさかの結果ですが、健康と好奇心って関係してる⁇🌀となりました。答えの結果を共有していると、その人自身の性格が大いに答えに影響していることが分かりました。文献にも、総合考察で『両方の好奇心が、それぞれ異なる性格傾向との関連性があることがわかった』と書いてありました。多分、インタビュー前から気づいてはいたけど、この文の重要性にはインタビューをして初めて気づき、そういうこともあるんやな〜と思ってます(笑)だから、健康だと好奇心が生まれやすい、健康じゃないと好奇心は生まれにくいという ふわっ とした感じでは言えそうなのですが、強い根拠は掴めなさそうです。そこで、好奇心と健康の関係があまり見られないと本当に言えるのか、次は『運動をしていない人』に聞いて確かめようと思います。この回答の共有は今週中に行い、予想通り、健康と関係が無さそうだと分かれば、インタビューで分かった好奇心と性格との関係性を調べたいと思っています。性格診断には、よく用いられるマイヤーズ・ブリッグスタイプ指標(MBTI)を用います。元々のお題は{育てる場の条件}だったので、この診断結果の16タイプごとに考えようかなと思っています。「場」というのは、有形なものだけでなく、雰囲気や機会も入るので、「このタイプの人には、好奇心を育てるためにこのような雰囲気や機会を提供すべきだ!」というように発表できたらいいなと思っています。

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8月3日の発表までに納得のいく仮説が発表できるように、これからの3週間を有効に使っていきたいと思います。皆で力合わせて頑張ります!✌🏻